お子さんの運動会で貴重な瞬間を逃さない写真の撮り方
すでに、幼稚園・保育園・小学校等で運動会が行われた場所もあるかと思いますが、まだ、うちの子はこれから運動会です!という方は是非、当ブログ記事を一読していただき、今年の運動会はいつもとは一味違う、お子さんが運動会で輝いている想い出に残るたくさんの姿を、写真に残してあげてくださいね。
さて本題ですが、動いているお子さんをカメラの画面内に捉えつつ、尚且つ、ピントを合わせ、ブレなく写真を撮るのは、なかなか難しく至難の業だと思います。
そこで、わたくしがご家族様(個人様)からのご依頼で、運動会撮影で気を付けていることを下記に箇条書きで明記いたしましたので、ご参照ください。
① 機材
●カメラは、フルサイズセンサー。(屋外であれば、逆にAPS-Cサイズセンサーの方が焦点距離が稼げるので有利です。)
●レンズは、スナップ用に24-105mm、競技用に100-400mm。(望遠レンズは必須です!)
* キャノンのレンズの場合ですが、なるべくAF駆動方式はSTM(ステッピングモータ)は避け、ちょっとお値段が高いですが、USM(ウルトラソニックモータ)やナノUSMといった、AF駆動が早いレンズが良いでしょう。(レンズ名称の一番後ろに、駆動方式が書いてあります。)
●その他にも、テレコン1.4倍や脚立はあると便利です。
② カメラ設定
●絞り(F値)は、F5.6以上
●シャッタースピードは1/1000以上
●AF(オートフォーカス)は、AIサーボAF(動体予測)
*前後の動きがあまりなく、その場で動くことの多いダンスやお遊戯系であれば、ピント固定型のワンショットAF。
●連写モードは、高速連写
●測距点は、中心の1点+上下左右(拡大領域)の合計5点。
*全測距点を使ってしまうと、お子さんの周囲に被写体や物が置いてあった場合、意図していないそちらにピントが持って行かれる場合がある為、周囲に何かあっても常に撮りたいお子さんにピントを合わせ続けることが出来るように、ピンポイント(真ん中の数点)設定しておきましょう。
③ 歩いていたり走っていたり、動いている時は足先から頭までの全身を入れて撮影しましょう。動いていない時は、全身を写す必要性はない為、絞り(F値)を開放にして、イメージ的な感じでアップ気味の表情を狙うのもありです。
④ 種目にもよりますが、かけっこや徒競走であれば、しゃがんだ状態や地面に座った状態で撮影した方が、地面と足との高さが見えることで、写真にも躍動感が出ます。
* ご参考までに今回、サンプル写真をご紹介させていただきました。(シャッタースピード: 1/1000 絞り: F2.8)
・・・とは言え、特にカメラ設定は、シャッタースピードや絞りの関係の理屈や設定方法が分からないと難しいかと思いますので、慣れるまでは「スポーツモード」でも良いでしょう。
スポーツモードは、シャッタースピード優先でAIサーボAFに自動設定されますから、ピント合わせのみに集中さえしていれば、自ずとミスショットも減るかと思いますので、細かい設定はカメラに任せてみるのも1つのやり方としてありかと思います。
■ まとめ
400mm以上の望遠レンズ
脚立
シャッタースピードは1/1000以上
AIサーボAF
測距点は真ん中周辺のみを使用
最低限、上記の5点を抑えておけばOK。
あとは、トライ&エラーを繰り返して経験を積むのみ!
チャレンジし続けていると次第に、タイミングも掴めるようになってきますよ♪
2021年09月28日 22:31